2020/9/1
見るということ
私自身のゴルフの悩みの中でミスショットのレベルの低さがずっとありました。ラウンド中は特にそうで、心で消化出来ないくらいにボールを曲げるもしくは当たり損ねる。なかなかこの癖が治らず、逆に言えばこの癖のおかげでスイング理論を追及したり身体の構造を勉強したりしてきました。しかしどれだけ練習でスイングを改善してもなかなかこの癖は治る気配がないような感覚にとらわれるようになり自分のセンスの無さを嘆くしかありませんでした。そんな中ある言葉からヒントをもらいました。「一枚の葉にとらわれては木は見えん」「一本の樹にとらわれては森は見えん」どこにも心を留めず見るともなく全体を見る。
ラウンド中に改善したい動きばかりに気を取られ過ぎてスイングの全体が見えなくなったときにバランスを崩し大きくボールを曲げてしまっていることにようやく気づけたのです。自分のスイングの中で気に入らないところや変えたい動きに捉われ過ぎて気持ちに余裕が全くなくなった状態でスイングしてしまう。切り返しで焦って身体を動かすので引き攣った動きが生まれてしまう。一般ゴルファーの方にもよくあることだと思います。ツアープロのような芸術作品のように完成されたスイングでラウンド出来る人たちでも曲がる時があるわけですから完成されてないスイングでラウンドする人間が焦ってクラブを降ろせば大きく曲がって当然だと思います。これを踏まえてコースに出てスイングするときはなるべく細かいことに捉われ過ぎずに全体を見ながらスイングをすることを心がけることが肝要かと思います。
2020/8/17
脳の可塑性
可塑性とは物質などが外部からの入力に対応して変形適応すること。
例えば粘土を押すとへこんだり伸ばすと細くなったりして形を変えることみたいな変形する性質があることを指す言葉です。人間の脳にも可塑性があるおかげで先天的な能力の個人差を学習や訓練によって埋めることができるわけです。私も生まれもったゴルフのセンスが大したことなかったので、自分の脳の可塑性の高さを信じて練習に打ち込みたいと思います。
2019/10/28
先日、ゴルフシューズのインソールを作るためにフットマインド上前津本店に行ってきました。
いろんな種目のアスリート御用達のショップです。
私自身、脚長差からくる身体の歪みやそれに伴って起きる左側僧帽筋の緊張などの悩みを改善する
のが目的です。
スタッフの方が私の話を聞いたうえで歩き方や足のサイズ等を計測したうえで
足型を作成するながれです。
土踏まずの辺りのホールド感と踵側の安定が大事だということです。
右足は脚長差のバランスをとるためインソールの高さを調整してもらい左足は左腰を後ろへ引く際にアグレッシブな動きを妨げない中で安定するように調整してもらいます。
出来上がりが楽しみです。
2019/9/19
練習は行いさえすれば技術を上達させられる。
必ずしもそうではないと思います。
成功する練習の法則という本のある一文に
息をのむほどスキーが上手い女性が
「転ぼうと決心した日が、達人に大転換した瞬間だったと言った」とある。
練習の停滞期(プラトー状態)を脱する鍵は
『失敗する練習』をすること。
要するに難しいことに挑戦しそれを乗り越えなけれは
次のレベルには行けないということです。
簡単に出来てしまうレベルの練習を続けていては
レベルアップには繋がりにくいということです。
2019/08/09
私が勉強した限りでは運動神経が良い人という評価に科学的根拠はなく
生まれつきの個人差もなく鍛えて発達するものでもないと。
それでは運動能力の差はどこで決まるのかと言うと
実は小脳で蓄えられた記憶で差がつく。
どの筋肉をどのように使えば上手く体が動くかなど
その最適な方法を実現する回路を作り出すために必要な情報を
小脳に記憶させていく。
そして、この記憶をしっかりとしたものにするには
徹底的な繰り返し作業が必要。
ただし「質の高い」練習を反復しなければいけないのがコツです。
その質の高い練習を積んでもらえるように指南するのが私の仕事です。
頑張ります。